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(2005/12/15)
「12月議会一般質問」

 12月13日、12月議会の一般質問がありました。

 詳細が議会議事録にも公開されましたので、全文を掲載します。


 清原裕登 12月議会個人質問

 まず最初に、このたびの12月議会におきまして御質問の機会をいただきましたことに感謝申し上げます。

 さて、来年3月、阿南市は羽ノ浦町・那賀川町と合併し、人口8万人、世帯数2万5,000世帯の「新阿南市」が誕生いたします。

 地方自治体の盛衰の基準の一つが人口の大小と財政状況にあるとするならば、8万人の人口、それと現在阿南市は不交付団体であるという健全な財政状況は、まさに県南の中核都市と呼ぶにふさわしい新市の誕生であると言えます。

 しかしながら、全国的な人口減少と同じように、合併後の「新阿南市」の人口も、合 併後は減少傾向で推移されることが既に予測されております。そのことからも、これからの「新阿南市」の行政の方向性は、いかにして住民の皆さんに定住して もらい、そして住んでいる住民の皆さんにとって魅力的な町をつくっていくかにかかっていると考えております。

 以上のことを踏まえまして、質問したいと思います。

 1つ目、中心市街地の活性化についてお聞きします。阿南市は、阿南市中心部におき まして、商店街を中心としてまちづくりイベントやチャレンジショップの開設など、さまざな施策を行ってまいりました。合併後「新阿南市」の中心として、魅 力があり、そして人が集まる町として中心市街地をどのように位置づけ、そして進展させていくのか、その方法をお聞きしたいと思います。

 続きまして2つ目に、「光のまちづくり事業」についてお聞きいたします。2002 年の冬に3万個の手づくりのLEDでスタートしたイルミネーションイベントですが、最近では数も増えまして、時によっては70万個を超えるLEDをつける 大きなイベントとなってまいりました。場所も、最初は富岡の牛岐城趾公園から始まり、そして橘の緑地公園で行われたり、さまざまに地域的な広がりを見せて おります。そのような中での「光のまちづくり事業」の今後の方向性を示していただきたい。

 また、イルミネーションの常設化について、「光のまち阿南」を全国的にPRするた めにも、公共性のある建物や場所など、例えば市役所であるとか、市民会館、夢ホール、さらには現在市役所の前で建設中の警察署など、これらの公共性のある 建物などにLEDを常設するつもりはないのかお聞かせください。

 続きまして3番目ですが、義務教育課程における「全国テスト」の採用についてお聞 きしたいと思います。先ほど申しましたとおり、阿南市の今後を考えてまいるときに、子供を持って、そして育てる方たちに魅力のある環境をつくって、どのよ うにしてこの阿南市を選択して住んでいただくか考えなければいけない。その中で、子供たちの教育を安心して任せることができる阿南市になることは非常に有 意義なことであると考えます。

 子供たちの教育環境を整える一つとして、全国レベルの中での位置を知るために、今 後阿南市の公立小・中学校いわゆる義務教育課程において、学期ごとに全国的な学力テストを実施することを提案いたします。阿南市としては、このことに関し てどのようにお考えか、お聞かせください。

  最後に4番目ですが、「男女共同参画推進条例」についてお聞きいたします。今まで の議会の中の質疑にもあったとおり、これからの社会は男女がお互いを尊重して、そして協力して社会をつくっていくことが大切であるというのは、すべての皆 様にとって認識は一致していると考えております。

 「男女共同参画推進条例」は、島根県松江市あるいは山口県宇部市など、全国的にも この条例がさまざまな形で採用されております。その条例内容を詳しく見てみますと、全く異種であるのではないかと言えるほど内容が違っているのが現状でご ざいます。そのような中で、阿南市が現在検討中の条例に関して、島根県松江市の条例を参考にしたということをお聞きしました。それに関する理由と経緯をお 聞かせいただければと思います。

 以上の4点について御質問いたします。


◎市長(岩浅嘉仁) 

 清原議員に御答弁申し上げます。

 私からは、中心市街地の活性化についてでございますが、新市における中心市街地の 活性化の具体的な方法等については、「第4次阿南市総合計画後期基本計画」を根底に置きながら平成14年度に策定しました「阿南市中心市街地活性化基本計 画」に位置づけられている、ハード、ソフト、それぞれの事業を円滑かつ効率的に実施していかなければならないと考えております。そのためには、行政、商工 会議所、商店街組合など、まちづくりにかかわるさまざまな主体が参加し、関係者が十分に意見交換を行い、調整・連携し、合意形成を図ることのできる推進体 制を確立する必要があります。

 清原議員も御承知のとおり、富岡の商店街というのは徳島県下では一番距離の長い商 店街でございまして、大変長い商店街をいかに活性化していくかということも大きな課題になろうかと思いますが、そういう推進体制の具体的な方策としては、 まちづくりを総括的に運営、管理する組織、いわゆるTMO(タウンマネジメント活動)、これを立ち上げることが有効であると考えます。

 滋賀県長浜市は、TMOによって今日の活況を呈しておりますし、またコンパクトシ ティーという観点からは青森市などが成功いたしておると聞いております。また、山形県鶴岡市も最近コンパクトシティーに取り組み始めたと、成果を上げつつ あると伺っておりますが、そういう先進地も参考にしたいと思いますけれども、TMOを現在阿南商工会議所が中心になり、設立準備段階でございます。「町お こし事業」というものを展開しているところでございますが、今後TMO設立に向けて関係機関との連携を密にし、推進体制の整備を図り、取り組んでいく所存 であります。行政としても積極的にTMOに参加したいと考えておる次第でございます。

 残りの御質問につきましては、関係部長等から御答弁申し上げます。


◎教育長(田上勝義) 

 清原議員に御答弁をいたします。

 全国的な学力テストにつきましては、全国学力調査として1950年から60年代に実施されていましたが、学校・自治体間の競争をあおるという批判を受けまして中止になり、その後80年代以降は児童・生徒を抽出する「教育課程実施状況調査」を行ってきました。

 文部科学省は、「全国学力テスト」を2007年度から実施する方針を固め、来年度予算の概算要求に関連経費を盛り込むことを明らかにしました。なお、実施する学年、結果をどこまで公表するかは今後の検討課題としております。

 学力の問題は、単に知識の量、記憶力にとどまらず、思考力、判断力、創造的な発想 力、表現力、あるいは課題解決能力、情報処理能力などさまざまなとらえ方があります。議員さん御指摘のように、自分の学校の児童・生徒が全国的な平均と比 べてどこがよくできていて、どこに弱点があるかを知り、授業改善等に生かしていく必要はあるとは思います。

 しかしながら、現時点では引き続き基礎学力の定着と心の教育に力を注ぎ、単に知識 の量だけではない学力の指導がおろそかになったり、偏差値重視のような状況をつくったりしないよう配慮し、かつ国の動向等を見きわめながら判断をしていき たいと考えております。御答弁といたします。


◎市民環境部長(喜田潤)

 清原裕登議員の、「男女共同参画条例」に関する御質問に御答弁を申し上げます。

 全国的に内容が異なる条例が制定されている中で、阿南市が松江市の条例を参考とした理由と経緯についての御質問でございますが、「阿南市男女共同参画推進条例」案を作成するに当たりまして、平成16年7月にアンケート調査を実施いたしました。

 その際、アンケートの趣旨を理解していただくため、あわせて条例制定に当たりまし ては法令に違反しない範囲で定めることが求められる関係上、「男女共同参画社会基本法」の内容を精査するとともに、関係機関と協議の上、徳島県と松江市の 条例が適当であろうと判断し、同封、送付いたしたものでございます。

 以上でございます。


◎産業部長(大上善巳) 

 新市における「光のまちづくり事業」の方向性や、当該事業におけるモニュメント等の 常設化についてでございますが、新市の合併記念イベントとして、平成18年3月20日前後の数日間にわたりまして、阿南光のまちづくり協議会を核に光のイ ベントを実施する予定でございます。

 そのイベントを開催する際には、羽ノ浦町・那賀川町の商工会などの各種団体の幅広い御協力を得て実施していきたいと考えております。

 そのためには、本市が実施しております「活竹祭」における物産市などを活用し、両町の各種団体等が光のまちづくり協議会へ積極的に参加、協力できる環境づくりを協議会とともに練り上げていく必要があろうかと考えている次第でございます。

 次に、「地域創造支援事業」を活用して実施するLED電飾の常設につきましては、 平成17年度に実施する中心市街地の光の動線等を考える際に、基本設計の作成にあわせまして、公共性のある建物などに電飾するか否か、またどこに何を常設 するかなどを含めまして、光のまちづくり協議会とともに検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 以上、御答弁といたします。


 清原裕登要望

 最後に、それぞれの質問に対するお答えをいただきましたので、要望のみ発言させていただきたいと思います。

 中心市街地の活性化に関しましては、今後TMO等活用されて、さらに進展を図ると いうことでございますので、行政、商店街、そして住民が一緒になって、市民が「こんな町になってよかった」というふうな中心市街地ができれば非常に喜ばし いことであると思います。そのために、行政もいろいろと市民に対しての呼びかけをぜひやっていただきたいと思います。

 全国レベルの「学力テスト」についてですが、お答えいただきましたとおり、テスト だけを重視して学校で指導していくのは問題があると私も思っております。ですが、これからすべての市町村というのは、お互いの地域にいかに人に住んでもら うかということに関しましては、サービス競争が始まると考えております。阿南市に住む理由、「何で阿南市に住むんだろう」ということを考えたときに、若い 子供たちを育てる世代の人が新しく家を決めるときに、阿南に住む理由の一つに、阿南に住んで子供たちを学校に送っておけば、教育に関しては任せておけば安 心と思えるようなサービスを、全国にまだ例がなければぜひ先駆けて、いろいろ御検討いただければと思います。

 次に、男女共同参画についてですが、徳島県と松江市の例を参考にして現在の案がで きたとお答えいただきましたが、現状としましてこの「男女共同参画条例」に関しましてさまざまな御意見があるというのも事実でございます。もう既にいろん な地域で、いろんな市町村でつくられている条例を幅広くもう一度ぜひ御検討をいただきまして、阿南市にふさわしい条例を御検討いただければと思います。

 最後に、光のまちづくりに関しましては、光のまちづくりは最初は少ないボランティ アから始まりましたが、今、市からの補助金もあり、県からの補助金もあり、御理解をいただいた上で大きく発展してまいりました。今後はそのイベントだけで はなく、常設化に関していかに「光のまち阿南」をアピールしていくかということに、徐々に重点が移っていくと思います。この辺に関しましては今後ともより 一層御検討いただきまして、頑張っていただければと思います。

 以上で終わりたいと思います。

 

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