阿南市議会
一般質問
2008年6月議会
◆市議会議員(清原裕登)
それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行いたいと思います。
まず1つ目は、阿南市の文化行政についてお聞きします。
阿南市には文化がないと言われております。本当に文化がないのかあるのかは別の議論に譲りたいと思いますが、阿南には文化的なものが少ないというのは共感していただけるのではないかと思います。
さて、平成18年11月1日を第1回といたしまして、平成19年11月20日まで合計11回にわたりまして市長の私的諮問機関として阿南文化会議が約1年間をかけて開催されました。主題は、「阿南にもっと文化を!」という主題でありました。阿南の文化をもっと発展させるためにどうすべきかというテーマでありました。
会議においては最終的には6つの提案を市長に提出いたしました。議会の皆様にもお配りさせていただいておりますけれども、簡単に説明させていただきます。
全部で6つあるんですが、阿南市の博物館についてというのと、あと新庁舎の美術館構想というのがございました。これにつきましては、それぞれ文化拠点としての博物館、美術館を提案するというものでございます。
美術館については、現在検討されている市庁舎の中に入れて建設運用コストの圧縮の提案をしておりますけれども、文化会議の中の議論におきましては、基本的に博物館、美術館ともに機能を一つに合わせても問題がないんではないかという意見も多く見られました。
阿南遺産名産データベース化構想というものに関しましては、これは阿南の歴史から名産物に至るまであらゆることの情報発信をインターネットで行いましょうというものでございます。通常紙媒体において阿南のPRのものというのはさまざまございますけれども、予算的なもの、あるいは枚数的なものの制約をインターネットという道具を使いまして無限の通信網で補い、さらには市民の協力をもとに阿南をPRしていきましょうというものでございます。
次の竹文化の創造と竹の博物館プロジェクトというのは、かつて阿南市の特産であったという竹、この過去と、現在では逆に里山の管理において問題になっている竹についてさまざまな利用方法を文化として考えていこうというものでございます。今回の議会におきましても、里山に関するもの、あと竹の利用に関するものとさまざま質問と、あと阿南市のほうからのこうしたらどうかというふうな意見も出ておりましたけれども、これを文化として大きく取り組んでいったらどうかという意見でございます。
それと、光の祭典につきましては、2002年ごろより毎年行われてきておりましたイルミネーションのイベントを見直しまして、芸術性の高い光の祭典にすべきであるという提言でございます。
徳島県内におきましては、LEDによるイルミネーションイベントというのは阿南市が最も早く取り組みまして、かつ有名なものでございましたけれども、徳島県の唱えておりますLEDバレー構想であるとか、あるいは徳島市が行おうとしております光の祭典というふうに、実際にはいろんなところがやり始めております。
そこで、LEDイルミネーションの発祥の地としまして、今後の阿南としてLEDイルミネーションの地盤沈下を防ぎ、さらなる発展を目指して提言されたものでございます。
それと、最後のコミュニティーシネマに関しましては、文化会議の市民アンケートが行われまして、その中でも要望が多かったんですが、映画館の設置をしてほしいというものでございます。
現在徳島県内には、映画館というのは北島町にフジグラン北島というのがございまして、シネマコンプレックスで1つの映画館で幾つも映画が見れるようになっておりますが、徳島県にはもうそこしか残っておりません。それを阿南市内の空き店舗などを利用してミニシアターを開催しようというものでございます。
以上、6点それぞれ提案を紹介させていただきましたけれども、そこで市長にお聞きしますが、これらのそれぞれの構想についてどのように思われるかということ、それから今後阿南市の文化行政について、どのような構想を持って行っていくのかということをお聞きしたいと思います。
次に、阿南市に存在する文化財について、それと市の管理する文化財についてお聞きいたします。
阿南市には市民や寺社が保有する文化財指定されたもの、それと阿南市が保管する美術品あるいは民俗資料などがあると思います。そこで、お聞きいたしますけれども、現在阿南市が管理している美術品あるいは民俗資料などの件数、それと管理方法並びに展示状態をお聞かせいただきたいと思います。
次の質問に入りますが、情報セキュリティー管理体制について、ちょっと難しい言葉を使っておりますけれども、わかりやすくいきたいと思います。阿南市内で使用しているパソコンのセキュリティー問題について質問したいと思います。
この阿南市内で使用しているパソコンのセキュリティー問題は去年の9月議会でも私質問させていただきまして、いろいろお聞きしたんですけれども、一応去年の段階では警鐘を鳴らさせていただいたというふうに思っていたんですが、ことしの4月に入りまして、見能林小学校において使用しているパソコンにウイルスが混入したと連絡が教育委員会に入ったと聞いております。その後、いろいろ現場のほうで調べていただきまして、見能林小学校だけではなくて、羽ノ浦小学校、富岡小学校、椿小学校、福井小学校、阿南中学校、羽ノ浦中学校など、ほかにも感染したようでございます。
まず最初にお聞きしますが、現在までに阿南市内の小・中学校のコンピューターウイルスに感染した学校名、それから感染したパソコンやUSBメディア数をそれぞれ教えてください。
それから、わかっている範囲で構いませんけれども、感染したウイルスの種類、それと感染したときの症状、コンピューターをどのような状態にするか、データを壊してしまうとか、あるいは流失してしまうと、そういった感染時の症状を教えていただきたいと思います。
それから、今回のウイルスに感染した最初の感染報告から現在までのとられている対応について教えていただきたいと思います。
それともう一つ、阿南市内のパソコンは大丈夫かと思いますけれども、あと教育以外で消防のほうでも使用されているパソコンがあると思いますが、このパソコンでのコンピューターウイルスへの感染調査と感染の有無について教えていただきたいと思います。
お答えによりまして再問したいと思います。
◎市長(岩浅嘉仁)
清原議員にお答えを申し上げます。
私からは、文化行政についてでありますが、阿南市の文化振興につきましては、阿南市文化祭や各施設における種々の催し物など多方面にわたりまして阿南市文化協会の所属団体などさまざまな分野で日々御努力をいただき、御活躍をいただいておられます。そのような方々から御指導、御支援をいただきながら文化振興に努めているところでございます。
このたび文化会議よりいただきました御提言は、御紹介ございましたように、それぞれ阿南市博物館について、新庁舎内美術館構想、阿南遺産名産データベース化構想、竹文化創造、光の祭典、コミュニティーシネマの6つでございます。
阿南文化会議では、最初に市民の方々の声を聞く必要があるという判断からアンケートをお願いし、248人の方々から御回答をいただきました。これらの集約した結果を踏まえた上で、阿南市の文化のあり方や方向性などをさまざまな見識を有する14人の委員がそれぞれたくさんの提案をなされ、なお約1年間真摯に討論、検討を加えた結果、最終的にこの6つの提言に至ったと報告をいただいております。
6つのそれぞれの御提言につきましては、コミュニティーシネマのように私自身の公約として発表しているもの、そして新庁舎内美術館構想のように庁舎建設について今後なお検討を要するものなども含まれておりますが、それぞれ大変すばらしい御提言をいただきましたので、これらをいかに実現していくかを検証し、今後の文化行政推進に組み入れながら、実現に向けて努めてまいりたいと考えております。
前段申し上げましたアンケートの回答の中には、建築物、いわゆる箱物を建設することより、建設費や維持管理費などの予算面での負担を伴うことから既存施設の活用を図るべきだとの御意見が相当数寄せられたことも事実でございます。また、文化というものはお金の価値ではかれるものではないということも認識をいたしております。
いずれにいたしましても、阿南文化会議は私的諮問機関ではありますが、当初より最終結論として出ました結果につきましては最大限の尊重をさせていただき、今後の本市文化行政に役立ててまいりたいと考えているところでございます。また、それぞれの御提言につきましての実践は、市民に受け入れていただくべく、さらには結果的に後世に誇れる提言となりますよう、仮称ではありますけども、阿南文化事業実践会議といったようなチームを編成し、推進に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
以下の御質問につきましては、担当部長からお答えを申し上げます。
◎市民部長(服部常悦)
清原議員御質問の阿南市が管理する美術品や民俗資料などの点数と管理方法並びに展示状態につきまして御答弁を申し上げます。
まず、加藤松林人の絵画が359点ございまして、ふるさと館の展示室、桑野公民館、市長公室、文化会館などに20点ほど展示してあります。他の作品は、市役所分庁舎1階の書庫に収納し、保管をしております。
次に、阿南市の古代文化遺跡につきましては、市文化会館内の陳列ケース及び陳列ケース下部の引き出しに35点ほどございます。
次に、阿南市文化会館保存物と文化振興課所蔵品として絵画や書などの作品を14点ほど文化会館回廊の壁面に展示をいたしております。
次に、羽ノ浦町誌、児島コレクションでございますが、これらにつきましては約700点余りございまして、児島コレクションの一部26点ほどを羽ノ浦図書室のコーナーに展示をしているところでございます。他の品につきましては、情報文化センター等に保管をしております。
次に、阿南市民俗資料でございますが、阿南市ふるさと館の展示品が257点ほどありまして、阿波公方・民俗資料館の展示品が1,500点ほどで、同館にはあと500点余りをこん包して収納をしております。
また、情報文化センター前の旧羽ノ浦町教育委員会の事務室がありました阿南羽ノ浦農村環境改善センターの一部に120点ほど収納保管をしております。
次に、牛岐城趾館展示品につきましては、出土品や写真などの展示品が34点で、同館の倉庫に14点ほど保管をしております。
次に、文化財、写真集15点、阿南市今昔写真集98点、巨樹巨木写真集18点、昔の写真6点、ふるさとを残す作品集20点、わき差し1本につきましては、市役所分庁舎1階の倉庫に収納し、保管をしております。なお、この刀は既に刃の部分は腐蝕により研ぐこともできませんが、つかの鋼部分に作者名が刻まれておりますので、箱に入れましてかぎをかけ、適切に保管をいたしております。
以上でございます。御答弁とさせていただきます。
◎教育次長(和泉正信)
情報セキュリティー管理体制に関する御質問にお答えいたします。
まず、コンピューターウイルス感染についての経緯から申し上げます。
去る4月22日に見能林小学校からウイルス感染の連絡がございまして、その後もほかの学校で感染が確認されたことから、4月30日に市内幼・小・中全校へ注意を喚起する緊急連絡を行いました。さらに、5月7日に富岡公民館へ幼・小・中の管理職と情報担当教諭を招集して、状況の報告、情報漏えいの危険性、個人情報保護の大切さ、さらに幼・小・中における今後のウイルス対応措置などについて指示を行ったところでございます。
その後、専門業者に依頼して各校の感染チェックを行いました結果、小学校では、横見、富岡、大野、長生、見能林、福井、椿、新野、今津、平島、羽ノ浦の11校です。中学校では、阿南、阿南第一、福井、新野、那賀川、羽ノ浦、この6校から感染が確認されました。
感染したパソコン、USBメディアの数につきましては、パソコンが37台、USBが59本、そのほかメディアとしてデジカメ等が16台となっております。
次に、感染したウイルスの種類としては、マルオートラン1、ワームエージェントXTG、ワームオンラインDJO、この3種類が検出されております。
見受けられた症状といたしましては、感染したパソコンの動作が遅くなったり、最終的には起動しなくなったパソコンもあったという報告もございました。情報漏えいにつながる危険性もあったと判断いたしております。
最後に、今回のウイルス感染に対する対応策でございますが、市内すべての小・中学校において感染が確認された公有パソコンの駆除作業を行いまして、6月5日にウイルスチェックと駆除作業がすべて完了したところでございます。
今後におきましては、まず使用パソコンのウイルスチェックと駆除作業を続けて行うとともに、学校情報セキュリティーポリシーを策定して、学校情報全般について確実な管理ができるよう努めてまいりたいと考えております。
以上、御答弁といたします。
◎消防長(日根吉廣)
清原議員御質問のうち、消防でのパソコンにおけるコンピューターウイルスの感染調査と感染の有無について御答弁申し上げます。
消防本部で使用しておりますパソコンにつきましては、ウイルス対策ソフトによりウイルスに感染しないよう対策を講じております。現在のところ、ウイルスに感染したという事実はございません。
今後におきましても、ウイルスの感染や情報の漏えいがないようパソコン管理を厳重に行ってまいりたいと考えております。
以上、御答弁とさせていただきます。
◆市議会議員(清原裕登)
それでは、お答えいただきましたので、要望並びに再問をさせていただきたいと思います。
まず一番最初に、文化行政につきまして、市長のほうから阿南文化会議の提案につきまして今後前向きな検討という御答弁をいただきまして、これから阿南の文化がもっと広がっていくように願っております。
それと、若干関連してまいりますけれども、阿南市の文化財についてですけれども、お答えをいただきまして、私もあらかじめ資料というのはいただいていたんですけれども、加藤松林人さんの絵画、359点中20点ほど展示されている。これに関しましては、阿南市のライオンズクラブだったかが、絵画の中に昔の朝鮮半島の非常に歴史的な価値の高いであろう絵画がたくさん含まれているということで、現在ソウルのほうでの展示会を企画というか検討しているというふうな話も上がってきております。
それから、代表的なものでいきますと、羽ノ浦町から引き継ぎました児島コレクション、これに関しまして私も羽ノ浦図書館に見に行ったことはありますけれども、中国の古代のさまざまな価値のある、歴史的な価値だと思いますが、展示されております。これに関しましても、確かに保管はされておるだろうし、展示も若干今聞いたら26点展示されておりますが、点数からいうと本当にごくわずかなものしか展示されておりません。それから、この児島コレクションの古代中国の遺跡というか、そのものに関しましては、正当な鑑定というものもひょっとしたら行われているのかどうか、これちょっとお聞きしたいんですが、どれぐらいの価値があるものが展示されているのかというのを、鑑定をもしされているのであれば、お聞きしたいと思います。
ここで言いたいのは、阿南市にさまざまな文化財がございます。阿南市が保管しているものでも、先ほど言っていただきましたが、例えば阿南市内の文化財の一覧表というのもいただきまして、国が指定するものが6点、それから県が指定するもの18点、それから阿南市が指定するものが63点あるようでございます。これはそれぞれ寺社が持っていたりとか、あと個人の方が所有するものもたくさんあるんですが、これを例えば市民の方に見せたいとか、あるいはもううちでは抱え切れないんで阿南市のほうで引き取ってもらえないかという話も実はあるように聞きます。
その場合に、どうしてもネックとなるのが、一体どこで保管できるのかと、いい状態で保存できるのかどうかというのが常に問題になりまして、結局は今のところ満足にさまざまな文化財、阿南市内では保管できそうにないので、じゃあやっぱりうちで持っとこかという話になったりもするようでございます。
私はすぐに美術館、博物館をつくって、大きな箱物をやれということは言いませんけれども、文化というものを、阿南市が保存するもの、それから各個人の方が保存するもの、こういう文化財というのは市民の目にさらされて初めて価値が出てくるものであろうというふうに考えます。展示会とかさまざまな工夫もあればいいんかと思うんですけれども、いかんせんやっぱりこれだけの点数をもって、しかも予算の厳しい中、展示会をやっていくのも非常に厳しいだろう。
しかしながら、この辺の阿南が既に持っている文化財のこれからの市民の皆さんに対する展示の仕方等をよく考えていただいて、せっかく持っている財産でございますので、ぜひ阿南の方にまず一番には見てもらえるように。
また、さらに蛇足になるかもしれませんけども、阿南で銅鐸が幾つも出ておりまして、これもう阿南に一切ございません。外へ出ていって、外で見ることができる。たしか阿南市が銅鐸の全国でも有数の発掘地であったんではないかと思いますけれども、このような事実も、実物もしくはレプリカも置いてなければなかなか市民の方にわかっていただくこともできない。今回、阿南文化会議という中に私もまぜていただきまして、11回ずっと真剣に議論させていただきましたけれども、文化そのものは何かというふうな意見もさまざまに意見交換しながら話をしました。市民がまず気安くそれに触れる環境というのは非常に大切だというふうに考えますので、ぜひ前向きな検討をしていただきたいと思います。
この児島コレクションに関する鑑定に関しては、ちょっと一言お答えいただければと思います。
続きまして、情報セキュリティーのことに関してですけれども、これは再問させていただきますが、阿南市の情報セキュリティー体制、先ほどいろいろとウイルスの感染状態についてお話をいただきました。去年の質問のときにも、小・中学校の先生方が仕事で使うパソコンがまだまだ全員に行き渡っていない、個人で使っているパソコンも多くてなかなか苦労されているようではございますけれども、現在小・中学校のパソコン、それから消防のパソコンの管理、それぞれ個別に行っておられるようですが、今のままの体制で管理を行うことについてどのように考えているのかということをお聞きしたいと思います。
この際、小・中学校あるいは消防のパソコンの管理に関しましても、市役所内のIT推進課が一元管理をするべきではないかと考えますが、これについてどう思われるか、お答えいただきたいと思います。
◎企画総務部長(勝瀬修平)
清原議員御再問のうち、情報セキュリティーについて御答弁を申し上げます。
まず、管理体制についてどうかという御質問でございますが、先ほど初問で御答弁いたしましたように、小・中学校のセキュリティー管理体制につきましては必ずしも十分ではないというふうに認識はいたしております。今後、セキュリティー管理を充実させていくためには、技術的、物理的な対策はもちろんのこと、パソコンを使用していただいておる教職員のセキュリティー意識も重要であると考えております。
次に、小・中学校や消防のパソコンのIT推進課による一元管理でございますが、阿南市では阿南市情報セキュリティーポリシー及び実施手順に基づきましてコンピューターにおける情報資産を守っておりますが、このセキュリティーポリシーが対象とする行政機関の範囲が、内部部局、各行政委員会及び議会事務局として、各教育機関は対象外とすると定めております。このことから、消防本部は阿南市情報セキュリティーポリシーの対象となっておりますが、小・中学校は現在のところ対象とはなっておりません。これは小・中学校における情報資産やそれに対するリスクが行政機関と異なり、阿南市情報セキュリティーポリシーの一律的な適用が困難なことから、各学校の実情に沿った実効性のあるセキュリティー管理が必要とされており、文部科学省からも教育委員会において策定するよう指導されておるところでございます。
また、現在消防本部及び小・中学校ではそれぞれ独自のネットワークを構築いたしており、IT推進課が管理可能なネットワークに接続されていないことから直ちにIT推進課で一元管理することは困難でありますが、今後公共施設間を結ぶネットワークが構築され、市庁舎とのネットワーク接続が実現すれば、消防本部の一元管理は可能であるかと考えております。
ただ、小・中学校につきましては、先ほど説明させていただきましたように、学校現場を管理しておる教育委員会においてセキュリティー管理をすることが適切ではないかと考えております。
いずれにいたしましても、情報資産を守るという目的は同じでございますので、今後とも教育委員会と十分協議をいたしまして、セキュリティー研修、それからセキュリティー情報の共有等を通じまして、連携を図りながら管理体制の充実に努めてまいりたいと考えております。
以上、御答弁といたします。
◎市民部長(服部常悦)
清原議員御再問の児島コレクションにつきましての鑑定についてでございますが、児島コレクションにつきましては、目録と多少の説明はございますが、鑑定等はしていないようでございます。
ジャンルごとに専門家に鑑定していただく必要はあろうかと考えております。県や徳島市の博物館に相談を今後してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上、御答弁とさせていただきます。
◆清原裕登議員
それでは、お答えいただきましたので、要望等を行いたいと思います。
まず、文化行政の方の鑑定、児島コレクション等の鑑定についてですけれども、ぜひ行っていただきたいと思います。
やはり価値がきちんとわからないと、その保管の仕方というのも当然変わってくると思います。点数も非常に多くて管理も大変かと思うんですけれども、これは旧羽ノ浦町から阿南市に引き継がれた以上は阿南市の資産であるということを考えていただいた上でぜひやっていただきたいと思います。
それから、情報セキュリティーのほうなんですけれども、今回小・中学校で感染したパソコン、その他USBとかデジカメとかというふうに言っていただきましたが、パソコン37台、USB59本、デジカメ16台だったかと思うんですが、USBは皆さん御存じかと思いますが、こういう小さいものです。去年の7月ぐらいですか、夏ぐらいからこのUSBがウイルスに感染して、それからパソコンに広がっていくということがニュースとして伝えられまして、大きく話題になってきましたけれども、パソコンのウイルスというのはもともとはフロッピーディスクで移っていったりした時代が一番最初にございまして、その次にインターネットで線でつながったおかげでインターネット経由のウイルスというのが、もちろん今でもそれが主流なんですけども、今回またこういう物を介して移るウイルスというのが非常にふえてきております。
ウイルスそのものも問題かとは思うんですけれども、セキュリティーというのは、例えば学校の先生が、去年も質問しましていろいろ話をしたんですが、まず当然学校でパソコンを使って仕事をされます。そのパソコンはきちんと公共のものを支給したものを使っている方もいれば、足らないので、支給されていないので仕方なく私物のパソコンを使っている方もいらっしゃいます。
もう一つは、職場内ではきちんと支給されているパソコンを使って仕事をしているんですが、まじめな先生ほど家に持ち帰って仕事をさらにします。その場合は、家のパソコンを使うんですが、そういうときにこのUSBにデータを入れて家に持って帰って、どっちが感染源かという問題は当然あるんですけれども、そういうものが発生します。
例えばこのUSBにデータを入れて持ち運んでいる最中に、こんな小さいものですから落としたりする場合も当然あります。ニュースにもなったりしたんですが、データ入りのUSBを拾った人間が、中のデータを見て、これはちょっとお金になると思った人間がおりまして、脅迫して捕まったという事件も現実に発生しております。
このUSBに関しての、多分最近は容量が物すごく大きくて安いんですが、例えば私が持っているのは、8ギガという単位のUSBです。昔だったら、8ギガといっても10万円を超すような時代があったんですが、今1万円を切って、これ幾らだったか、7,000円ぐらいで買いました。すごく値段が安くなってきておりまして、ということは多分働かれている職場の中で、データをやりとりするのにUSBが要るから、ちょっと経費で申請して買うように言ってくれといったらさらっと通る値段なんです、そういう安いもんですから。多分私物のUSBを使っている先生もひょっとしたらいるかもしれませんけども、きちんとしたルートで買われているかもしれません。
ただし、その場合でも、こういう事件が起こってきたりしていますので、最近では暗号化して、ただ拾っただけでは中身がわからないようなUSBもあるんです。その場合は若干値段が高くなりまして、買うときはちょっと値段が高いからあかんっていうふうな話になるんかもしれませんけれども。実際仕事をしていて、仕方がなく持って帰って仕事をやっている先生がUSBを落としました。そのデータが全く暗号化もされていなくだれでも見れる状態でした。
今回はデータの流出等はございませんでしたが、もしあった場合に、じゃあその責任はそもそもだれがとるんですか。これは去年も聞きましたけれども、その学校の先生ですか。一生懸命仕事をしている先生が、その職場内で終わらずに家に持って帰ってやっている先生が責任をとるのか、ということです。最近は、こういうデータが流出して責任をうるさく問われてしまいますのでひょっとしたら、首までいってしまうかもしれないという現状の中で、もっとこのデータの管理体制とか、そういうものに危機意識を持っていただきまして、先ほど勝瀬部長から答弁ありました責任体制をどうするか、管理体制をどうするか、という中で今のところまだ小・中学校に関しては管理するつもりはないという御意見だったのではないかと思いますが、それでいいんですか。すぐに組織の改編とか、仕事をだれがやるかという割り振りを動かすのは非常に難しいと思いますけれども、来年の4月の人事異動のときの仕事の割り振りの仕方の中で、ぜひこの管理体制の見直しも非常に重要なことだと認識した上で、ぜひ検討していただければと思います。
今のところ、現在ではデータが流出したという話もございませんし、今のところウイルスになったというだけにとどまっておりますけれども、多分次に出てくるのは絶対流出したという話になると思います。その場合はじゃあどういうふうに防いでいたのかとか、そういうことを必ず問われると思いますので、もちろん今働いている方の意識の向上に対する、向上させるためのいろんな講習会とかも必ずやっていただきたいとは思うんですけれども、そもそもの仕組みとしてそういう情報が安易に流れていくようなことがないような仕組み、これは予算で難しいというふうな去年の話をいただきましたが、まず第一には私物のパソコンを仕事で使わせない体制をつくるということ。それからもう一つは、その情報を出すに当たって、情報を持って帰るに当たって物すごく厳しくするということです。
今民間会社で、ひょっとして聞いたことがあるかもしれませんけれども、厳しいですので、メールを会社から外へ送る場合に1日おくれて届くんです。これ何でかというと、必ず1回メール内容をその会社が中身をチェックして不正なデータが出ていないかというのをチェックしてから、通常だったらすぐに届くんですが、1日おくれで届く。これぐらい民間会社は気を使っております。何でかいうと、もちろんデータが出たときに非常に面倒なことになるからです。この辺を、民間会社はそこまでいってますよということをまず認識していただいた上で次の体制を早急に考えていただきたいと思います。
以上、要望だけで終わらせていただきます。ありがとうございました。
注釈をつけます
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