think

(2003/07/07)
「自衛隊海外派遣」

 イラクへの自衛隊派遣問題が衆議院を通過し、参議院に持ち込まれた。今回の派遣のメリット・デメリットはさておき、いつも思うことがある。

 いつだったか、カンボジアにPKOとして自衛隊を派遣する時だったと思うが、国会でカンボジアが危険かどうかを国会で議論していた。
 そして今回のイラク派遣に関しても、イラク国内が危険かどうかを議論している。

 どうも論点がおかしいと思うのは、危険だから自衛隊を派遣して仕事(治安維持だったり、建設工事だったり)をしてもらうのではないか?
 ということだ。安全な場所だったら、警察でも、民間建設会社でも良いのだ。要は危険だから、戦争に巻き込まれても対処できる軍隊組織である自衛隊を派遣するのだということを、認識した上で議論をしないと不毛な議論が続くことになる。

 ここで、国会で議論すべきは、自衛隊員には死の危険があるかもしれないが、それでも国益のために自衛隊を派遣する価値があるかどうか、それを議論すべきで、イラク内が戦闘状態だからダメとか、安全だから良いとか、そういう問題では無かろう。

 軍隊(自衛隊)は常に死と隣り合わせの仕事である。その認識を持った上で派遣しないと、派遣された自衛隊員が不幸だ。

kiyohara.net>think>2003/07/07